2017-02-01から1日間の記事一覧

ポパー(開かれた社会とその敵)

開かれた社会と閉じた社会に区別して、20世紀の全体主義は絶対的な真理の名のもとによる支配であり、閉じた社会の極限形態であると主張した。 彼は閉じた社会としてプラトンの哲人王による統治を批判したほか、ナチスの人種イデオロギーや、ソ連の共産主義…

精神現象学(ヘーゲル)

彼は歴史とは弁証法的運動過程だと述べ、フランス革命を人類の歴史が完成に向かう途上として位置付けた。 弁証法とは相反する二つの事象を、より高次元で止揚(融和)することである。 小邦に分裂したドイツにおいて、ドイツ統一を夢見ていた彼にとって、フ…